ロベール・シュヴィヨンの親戚にあたるドメーヌ
ドメーヌ　シュヴィヨン・シェゾーの歴史は1887年まで遡ることが出来、現在まで4代に渡ってニュイ・サン・ジョルジュでワインを造っています。第二次世界大戦後にレ・サン・ジョルジュなどのプルミエ・クリュの畑を中心に徐々に畑を拡大し、2000年に先代の娘クレアと結婚したフィリップ・シェゾ―によりドメーヌ・シュヴィヨン・シェゾーとなりました。

ちなみに同じニュイ・サン・ジョルジュのロベール・シュヴィヨンとクレアは従兄弟関係。現在ニュイ・サン・ジョルジュを始め赤白合わせて14を超えるアペラシオンのワインを生産し、8.16haの畑を所有しています。また、著名評論家であるロバート・パーカーJrはロベール・シュヴィヨン共々、4つ星生産者として評価しています。

几帳面な当主が作り出す緻密で骨太なワイン
主な所有する畑はレ・サン・ジョルジュに始まり、オー・シャンペルドリ、ポレ、ブースロット、レ・クロと珍しいブースロット・ブランとニュイを代表する優良プルミエクリュばかり。このドメーヌの優れたところは南北に長いニュイ・サン・ジョルジュの多彩なテロワールを表情豊かに反映させることが出来ることです。決してテロワールをぼかすところの無い高度なテクニックはひとえに現当主フィリップの几帳面な性格によるもの。

清潔で整理された醸造設備や熟成カーブ、もちろんブドウ畑も丁寧に手入れがされており、ニュイ・サン・ジョルジュでもトップ・クラスの品質管理を行っています。

ニュイ・サン・ジョルジュの魅力の一つは多彩なテロワール。肉付きが良く柔らかいヴォーヌロマネ側のワインに対して、ニュイ・サン・ジョルジュの集落の南にある畑群から生まれるのは濃厚肉厚なワイン。シュヴィヨン・シェゾーのワインの中で、前者はブースロットやオー・シャン・ペルドリ、後者はレ・サン・ジョルジュやポレが該当します。

また、シュヴィヨン・シェゾーではカーヴでじっくりと熟成した古酒をリーズナブルにリリースしてくれるドメーヌでもあり、不定期の入荷ですが、こちらも見逃せません。